CVとは英語で何かを解説|履歴書との違いと書き方【保存版】
この記事のポイント
CVは英語で職歴や学歴を詳しく記す応募書類で、ラテン語の人生の経歴に由来します。アメリカでは学術職向けを指し、国や分野でレジュメと使い分けます。連絡先や職務要約など各項目を英語で書き、Action Verbと数字で実績を示すと評価されやすくなります。
「応募先からCVを送ってと言われたけれど、英語でいうCVが何を指すのか、日本の履歴書やレジュメと何が違うのかが分からない」
こうした疑問に答えます。
本記事の内容
- CVの意味と日本の履歴書との違い
- CVとレジュメの使い分け
- 英語CVの構成項目と書き方のコツ
英語でCVとは、職歴や学歴を詳しく記した応募書類で、ラテン語の人生の経歴に由来します。
国や分野によってCVとレジュメの意味は変わるため、違いを押さえれば正しい書類を作れます。意味の整理から各項目の書き方まで順番に確認していきましょう。
CVとは英語でどのような書類か
CVは英語で職務や学業の経歴をまとめた応募書類を指し、書類選考の通過後には英語の最終面接などが控えている場合でも、その選考の土台となります。日本でよく使う「履歴書」や英文履歴書とは作り方や情報量が異なるため、まずCVが何を表す言葉なのかを正しく押さえておきましょう。
CVの意味と語源
CVはCurriculum Vitaeの略で、ラテン語に由来します。curriculumは「走る道」や「経路」を意味し、vitaeは「人生」を指すため、つなげると「人生の経歴」という意味になります。
このようにCVという言葉は、その人が歩んできた学びと仕事の道のりを示す書類として使われてきており、作成時には英文履歴書テンプレートなどを参考にするのが一般的です。英語圏では発音を省略し「シーブイ」と呼ばれることが一般的です。
CVに記載する主な情報は次のとおりです。
- 学歴と取得した学位や資格
- 職務経歴と担当した業務内容
- 研究実績や発表した論文、受賞歴
- 語学力やスキルなどのアピール項目
ビジネスにおけるCVの位置づけ
ビジネスの場面でCVが指す内容は、国によって違いがあり、英文履歴書の作成ツールなどを選ぶ際にも影響します。イギリスやヨーロッパでは一般的な求人でもCVという言葉を使い、A4で2枚ほどの応募書類を意味します。
一方でアメリカでは、通常の転職活動で使う1枚程度の書類をresume(レジュメ)と呼びます。アメリカでCVと言う場合は、大学の教員や研究職、研究費の申請などで使う詳細な学術書類を指す点に注意が必要です。
国や分野ごとの違いを整理すると、以下のようになります。
| 国・分野 | 一般的な呼び方 | 想定される分量 |
|---|---|---|
| イギリス・欧州(一般職) | CV | A4で2枚程度 |
| アメリカ(一般職) | Resume | A4で1枚程度 |
| アメリカ(研究・大学) | CV | 10ページ以上になることも |
CV 英語の書類を準備するときは、応募先の国と職種を確認し、求められている形式を選ぶことが大切です。同じ「CV」でも指す内容が変わるため、思い込みで作ると評価を下げる原因になります。
日本の履歴書との違い
日本の履歴書とCVは、目的も書き方も大きく異なります。履歴書 英語のCVに置き換える際は、項目をそのまま英訳するのではなく、内容そのものを見直す必要があります。
日本の履歴書は決まった様式に沿って学歴や職歴を時系列で並べる書類です。これに対しCVは、自分の強みや実績を選んで伝える、自己アピール型の書類だと考えるとわかりやすく、その後の英語面接の自己紹介の材料にもなります。
CV 履歴書 違いを項目ごとに比較すると、次のように整理できます。
| 比較項目 | 日本の履歴書 | 英語のCV |
|---|---|---|
| 様式 | 定型フォーマットあり | 決まった様式なし |
| 写真・年齢・性別 | 記載が一般的 | 原則記載しない |
| 強調する内容 | 経歴の事実 | 実績とスキルのアピール |
| 分量 | 1枚から2枚 | 国や分野で大きく変動 |
写真や年齢、性別の扱いは特に大きな違いです。多くの英語圏では差別防止の観点からこれらを書かないため、日本の履歴書の感覚で記載すると不利になることがあります。
英語のCVとレジュメの違い
英語のCVとレジュメは、よく混同されますが指す書類が異なります。違いは国や応募する分野によって変わるため、英語面接の入室マナーなど当日の対策も含めて、まず全体像を表で押さえておくと判断を誤りません。
下の表は、主な地域や分野でCVとレジュメがどう使われるかを整理したものです。
| 地域・分野 | 主に使う書類 | 標準的な分量 | 内容の傾向 |
|---|---|---|---|
| アメリカ(一般企業) | レジュメ | 1〜2ページ | 応募職に関連する実績だけに絞る |
| アメリカ(学術・研究) | CV | 5ページ以上 | 論文や研究歴を網羅 |
| イギリス | CV | 2ページ | 経歴の要約 |
| ヨーロッパ | CV | 2〜3ページ | 経歴と資格を体系的に記載 |
| 医療・アカデミア(共通) | CV | 制限なし(数ページ〜10ページ超) | 論文・職歴を網羅 |
CVとレジュメの違いを理解しておけば、求められた書類を正しく作れます。次に地域と分野ごとの使われ方を見ていきます。
アメリカ式レジュメとの違い
アメリカでは、一般企業への応募で使うのはレジュメです。応募する職種に関連する経歴やスキルだけを抜き出し、簡潔にまとめる書類になり、その後の英語面接の練習のベースにもなります。
アメリカでCVと言う場合は、学術や研究のポジション向けの詳しい書類を指すことが多いです。同じ英語でも、CV履歴書の違いは国によって意味がずれる点に注意してください。
アメリカ式レジュメの主な特徴は次のとおりです。
- 分量は1〜2ページに収める
- 応募職に関係する実績だけを選んで載せる
- 年齢や性別、顔写真は載せない(差別防止のため)
- 役割ごとに内容を入れ替えて最適化する
イギリスやヨーロッパでのCVの使われ方
イギリスやヨーロッパでは、一般的な求人への応募でもCVという言葉を使います。この場合のCVは、アメリカで言うレジュメに近い、経歴の要約を指します。
つまりイギリスの企業からCVを求められたら、10ページもの学術書類ではなく、2ページ程度の要約を出すのが正解です。Curriculum Vitaeという正式名称は同じでも、地域で中身が違い、英語面接で話せないと不安な場合でも地域ごとの適切な形式を選べば強みが伝わります。
| 項目 | イギリス | ヨーロッパ(一般) |
|---|---|---|
| 標準の分量 | 2ページ | 2〜3ページ |
| 顔写真 | 載せない | 国により異なる(ドイツでは一般的) |
| 個人情報 | 最小限 | 国により記載を期待される場合あり |
国ごとに写真や個人情報の扱いが変わるため、応募先の慣習を確認してから作成しましょう。
医療や研究分野で求められるCV
医療や研究の分野で求められるCVは、英語圏のどこでも詳しい書類を意味します。Cvを英語で医療職に提出する場合や、学術系での新卒就活の英語面接などでも、論文や職歴を網羅した内容が前提になります。
このタイプのCVには、明確な分量の上限がありません。経験が浅い段階では1〜2ページですが、論文や実績が増えるほど長くなります。
医療や研究のCVに通常含める項目は次のとおりです。
- 学歴と取得した学位、資格やライセンス
- 職歴と臨床経験、研究歴
- 発表した論文や学会発表
- 獲得した研究費や受賞歴
経験豊富な研究者のCVは10ページを超えることもあり、ここがレジュメとの最大の違いです。
CVとレジュメのどちらを提出すべきか
CVとレジュメのどちらを提出すべきかは、応募先の国と分野で決まります。求人票や採用担当者が指定した言葉を、その地域の意味で受け取るのが基本です。
迷ったときは、応募先に確認するのが確実です。誤った形式を出すと、それだけで評価を下げる恐れがあります。
| 応募先 | 提出すべき書類 | 目安の分量 |
|---|---|---|
| アメリカの一般企業 | レジュメ | 1〜2ページ |
| アメリカの学術・研究職 | CV | 数ページ以上 |
| イギリス・ヨーロッパの一般求人 | CV(要約型) | 2〜3ページ |
| 医療・アカデミア(英語圏共通) | CV(網羅型) | 制限なし |
日本の履歴書をそのまま英訳すれば良いわけではなく、求められた書類の種類に合わせて作り分けることが大切です。
英語CVの構成項目と書き方
英語のCVは、決まった順序で項目を並べることで採用担当者が経歴をすばやく把握できます。CV 英語の書き方で迷ったときは、まず以下の主要5項目をそろえると基本の形が整います。
| 項目 | 英語の項目名 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 個人情報 | Contact Information | 連絡先を伝える |
| 職務要約 | Summary | 強みを一言で示す |
| 職歴 | Work Experience | 実務経験を伝える |
| 学歴 | Education | 学位を示す |
| スキルと資格 | Skills・Certifications | 能力を裏づける |
英語 CV テンプレートを使う場合も、この順序が土台になります。各項目を上から順に書くと、読み手が情報をたどりやすくなります。
個人情報を書く
個人情報の項目名はContact Information(連絡先情報)です。氏名と電話番号、メールアドレス、居住地を簡潔に並べます。
履歴書を英語 CVにする際、日本の履歴書と違って生年月日や顔写真は原則として書きません。差別防止の観点から、不要な個人情報を省くのが英語圏の慣習です。
記載するとよい項目は次のとおりです。
- 氏名(名→姓の順、例 Taro Suzuki)
- 電話番号(国番号付き、例 +81 90 1234 5678)
- 仕事用のメールアドレス
- 居住地(市区と国名、例 Tokyo, Japan)
- LinkedInやポートフォリオのURL(あれば)
メールアドレスは「taro.suzuki@example.com」のように本名を使い、ふざけたアカウント名は避けます。
職務要約を書く
職務要約の項目名はSummary(要約)です。経歴の強みを3〜4文でまとめ、CVの冒頭に置きます。
採用担当者は最初の数秒でこの部分を読むため、応募先に合わせて内容を調整するのが効果的です。英文例として「Marketing specialist with 5 years of experience in digital advertising.(デジタル広告で5年の経験を持つマーケティング担当です)」のように、職種と経験年数を最初に示します。
要約に入れるとよい要素は次の3点です。
- 職種と経験年数
- 得意分野や専門スキル
- 数字で表せる代表的な成果
未経験や経歴の浅い人は、Summaryの代わりに目標を述べるObjective(目標)を使う方法もあります。
職歴を書く
職歴の項目名はWork Experience(職務経歴)です。新しい職歴から古い職歴へさかのぼる逆編年体(reverse chronological order)で並べるのが基本です。
各職歴では、役職名と会社名、在籍期間を記し、その下に箇条書きで業務内容と成果を示します。英文例は「Sales Manager, ABC Corporation, Tokyo(2020–2024)」のように書きます。
各役職の箇条書きは、次の順で組み立てると伝わりやすいです。
| 要素 | 英語 | 例 |
|---|---|---|
| 動作 | Action Verb | Managed |
| 業務 | Task | a team of five |
| 成果 | Result | increased sales by 20% |
直近の役職は4〜5項目、古い役職は2〜3項目にしぼると、読みやすい分量になります。
学歴を書く
学歴の項目名はEducation(学歴)です。職歴と同じく、最新の学歴から順に逆編年体で並べます。
各行には学位名と専攻、学校名、卒業年を書きます。英文例は「Bachelor of Arts in Economics, University of Tokyo(2016)」のようにまとめます。
書く際のポイントは以下のとおりです。
- 取得した最も高い学位から書く
- 学位名と専攻、学校名、卒業年を入れる
- 成績優秀者表彰や論文題目は必要に応じて加える
職歴が豊富な人は学歴を簡潔にし、新卒や研究職の人は学歴を手厚く書くなど、応募先に応じて分量を調整します。
スキルと資格を書く
スキルと資格の項目名はSkills・Certifications(スキルと資格)です。応募先の仕事に関係する能力を選び、箇条書きで示します。
スキルは、専門的なハードスキルと、対人面のソフトスキルに分けて並べると整理しやすいです。資格や語学力は、客観的な裏づけになるため別途まとめます。
記載するとよい例は次のとおりです。
| 種類 | 英語 | 例 |
|---|---|---|
| ハードスキル | Hard Skills | Python, Excel |
| ソフトスキル | Soft Skills | Teamwork |
| 資格 | Certifications | PMP |
| 語学 | Languages | TOEIC 900 |
応募する職種と関係のないスキルは省き、求人内容に合うものだけを残すと説得力が高まります。
英語CVを魅力的にする書き方のコツ
英語のCVは、項目を埋めるだけでは採用担当者の印象に残りません。同じ経歴でも、書き方の工夫で評価は大きく変わります。
ここでは、CVを英語で書くときに効果が高い4つのコツを紹介します。Action Verbの活用、数字の提示、分量の調整、提出前のチェックという順番で見ていきましょう。
Action Verbで実績を示す
Action Verbは、文頭に置く力強い動詞のことです。英語CVでは各実績の冒頭にこの動詞を置き、過去の役職は過去形で統一します。
ManagedやLedといった一般的な動詞は採用担当者の印象に残りにくいため、役割に合わせて具体的な語を選ぶと効果的です。代表的なAction Verbを下記にまとめます。
| カテゴリ | Action Verb(英語) | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| マネジメント | Led / Managed / Supervised | 率いた / 管理した / 監督した |
| 成果・達成 | Achieved / Delivered / Exceeded | 達成した / 提供した / 上回った |
| 改善・変革 | Improved / Streamlined / Transformed | 改善した / 効率化した / 変革した |
| 創出・主導 | Launched / Spearheaded / Pioneered | 立ち上げた / 主導した / 先導した |
応募先の求人票に出てくる動詞を確認し、それに近い語を選ぶと相性が高まります。1つの実績に同じ動詞を繰り返さず、表現を変えると単調さを避けられます。
数字で成果を伝える
成果は数字で示すと説得力が一気に増します。CVの書き方として、金額・割合・人数・期間などの定量情報を添えるのが基本です。
たとえば「Improved process」より「Improved process and reduced costs by 20%」のほうが、貢献の規模が一目で伝わります。次のような数字を意識して盛り込みましょう。
- 売上や経費の増減を示す割合(例 increased sales by 15%)
- 管理した人数やチーム規模(例 managed a team of 8)
- 担当した予算や案件の金額(例 oversaw a budget of $500K)
- 短縮した期間や処理した件数(例 reduced delivery time by 3 days)
数字が手元にない場合は、概算でも構わないので規模感を示します。曖昧な形容詞を並べるより、ひとつの具体的な数字が信頼につながります。
1枚から2枚に簡潔にまとめる
英語CVの適切な分量は、経験年数と応募分野で変わります。Curriculum Vitaeという言葉は分野により指すものが異なるため、注意が必要です。
新卒や経験5年未満なら1枚、数年以上の実績があれば2枚が一般的な目安です。一方で医療・研究・アカデミアの分野では、3枚以上になることも珍しくありません。
応募先に合わせて分量を調整することが大切です。下記に目安を整理します。
| 応募者・分野 | 目安の枚数 | 補足 |
|---|---|---|
| 新卒・経験5年未満 | 1枚 | 関連性の高い内容に絞る |
| 一般企業・経験者 | 2枚 | 91%の採用担当者が2枚を理想とする |
| 医療・研究・アカデミア | 3枚以上 | 論文や研究歴を網羅する |
一般企業向けで3枚を超える場合は、応募前に内容を削るのが無難です。枚数そのものより、すべての行が評価につながる関連情報かどうかを重視します。
提出前にチェックする項目
完成したと思っても、提出前の確認で評価を落とすミスを防げます。英語CVのテンプレートを使った場合でも、最終チェックは欠かせません。
特にスペルや時制、連絡先の正確さは基本でありながら見落としやすいポイントです。提出前に次の項目を順番に確認しましょう。
- スペルと文法を校正ツールと目視の両方で確認する
- 過去の役職は過去形、現職は現在形で時制をそろえる
- Action Verbや数字が各実績に入っているか見直す
- 名前・メール・電話番号など連絡先に誤りがないか確かめる
- 応募する国や分野に合った分量とフォーマットになっているか点検する
可能であれば、英語に強い第三者に読んでもらうと客観的な指摘が得られます。提出はファイルをPDFで保存し、レイアウトが崩れないかを最後に確認します。
まとめ:CVは英語で経歴と実績を示す応募書類
本記事では、英語でいうCVとは何かという意味の整理から、レジュメとの違い、構成項目ごとの書き方、魅力的に見せるコツまでを解説しました。CVという言葉に戸惑っていた方も、何をどう書けばよいかをつかめたはずです。
本記事のポイントをおさらいします。
本記事のポイント
- CVは英語で職歴や学歴を詳しく記す応募書類でラテン語の人生の経歴に由来する
- アメリカでは学術職向けを指し国や分野でレジュメとの使い分けが変わる
- 各項目を英語で正しく書きAction Verbと数字で実績を示すと評価されやすい
ここまで読んだことで、英語のCVが何を指すかを理解し、自分の経歴に合わせて書類を作れる状態になったはずです。まずは構成項目に沿って職歴と実績を書き出し、Action Verbで言い換えるところから始めてみてください。
CV 英語に関するよくある質問
参考文献
執筆者
編集部
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監修者
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