英語面接が電話のときの流れと使えるフレーズ・準備のコツ集
この記事のポイント
英語面接を電話で受けるときは声だけで評価されるため流れとフレーズの準備が重要。所要時間は30〜45分程度で、かける受ける聞き返す締めの表現と静かな環境を整えれば落ち着いて臨めます。
「英語の電話面接を受けることになったけれど、対面と違って何を話せばいいのか、第一声や流れ、聞き取れないときの対応が分からず不安」
こうした疑問に答えます。
本記事の内容
- 英語の電話面接とは何かと難しさ
- 面接の流れと使えるフレーズ
- 成功させる準備とコツ
英語面接を電話で受けるときは、表情が使えない分だけ流れとフレーズの準備が成否を分けるため、事前の備えで落ち着いて臨めます。
第一声や聞き返し、締めの表現と当日の準備を押さえれば、声だけのやり取りでも自分を正しく伝えられます。順番に確認していきましょう。
英語の電話面接とは
英語の電話面接は、外資系企業や海外企業の選考で一次選考としてよく使われるスクリーニング面接です。事前に提出された英文履歴書をもとに、英語で「telephone interview」や「phone interview」と呼ばれ、音声だけで候補者の基本情報や英語力を確認する場として位置づけられています。
英語面接を電話で受ける場合、所要時間は30〜45分程度が目安で、対面より短めに設定される傾向があります。これは一般の求職者だけでなく学生向けの英語の履歴書を提出した新卒就活生にも共通しており、本面接へ進む前段階のため、まずはここを突破することが次の選考に進む条件になります。
電話面接が実施される目的
電話面接の主な目的は、応募者を効率よく絞り込み、本格的な面接に進める候補者を選別することです。採用側は早い段階で条件に合う人だけに時間を割きたいため、最初の接点として電話を選びます。本面接で聞かれるような深い英語面接の質問は少なく、条件のすり合わせや基本的なやり取りが中心です。
確認される内容は、込み入った専門質問よりも基本的な事実関係が中心になります。電話面接で内定が決まることはほぼなく、あくまで次の選考に進めるかどうかの関門と考えてください。
実施される目的を整理すると次のとおりです。
- 学歴や職歴など、書類に書かれた事実を音声で再確認する
- 英語で最低限の受け答えができるか、コミュニケーションの土台を見る
- 入社時期や勤務条件、志望度といった基本事項をすり合わせる
- 本面接へ進める候補者と、見送る候補者を早期に振り分ける
対面やオンライン面接との違い
電話面接の最大の特徴は、表情やジェスチャーといった視覚情報が一切使えない点にあります。相手に伝わるのは声と話し方だけなので、対面やオンラインとは伝え方の前提が変わります。また、対面やオンラインの面接に比べて逆質問の時間が短くなる傾向があるため、面接官へ投げる英語面接の逆質問はあらかじめ1〜2つに厳選しておくことが大切です。
オンライン面接は映像があるぶん対面に近く、電話面接よりもフォーマルな場として扱われる傾向です。三者の違いは次の表で確認してください。
| 項目 | 対面面接 | オンライン面接 | 電話面接 |
|---|---|---|---|
| 主な情報 | 表情と声と所作 | 表情と声 | 声のみ |
| 位置づけ | 本選考が中心 | 本選考に近い | 一次選考が中心 |
| 所要時間の目安 | 30分〜数時間 | 30〜60分ほど | 30〜45分ほど |
| 必要な準備 | 会場への移動 | カメラと通信環境 | 静かな通話環境 |
| 印象の作り方 | 全身の所作で補える | 画面越しの表情で補える | 声と言葉だけで作る |
電話面接ならではの難しさ
電話面接が難しいと感じられるのは、相手の表情やうなずきが見えず、反応を読み取りにくいからです。話が伝わっているかを目で確認できないため、間の取り方や相づちの判断に迷いやすくなります。ここで焦ってしまうと英語面接がボロボロになってしまう原因となるため、事前に対策を立てておく必要があります。
加えて、視覚の助けがないぶん英語の聞き取りに集中力が求められます。緊張で一瞬聞き逃すと会話が止まりやすいので、聞き返すフレーズをあらかじめ用意しておくと安心です。
つまずきやすいポイントは次のとおりです。
- 相手の反応が見えず、伝わっているか不安になりやすい
- 音声だけに頼るため、リスニングへの負荷が高い
- 聞き取れないときに会話が途切れ、沈黙が生まれやすい
- 第一声やトラブル時の言い回しに迷い、出だしでつまずく
これらは事前準備でかなり和らげられます。難しさの正体を先に知っておくことが、落ち着いて臨むための第一歩です。
英語の電話面接の流れと所要時間
英語面接の電話は、自分からかける場合と面接官からかかってくる場合の2パターンに分かれます。これは新卒就活だけでなく、中途での英語面接の転職活動でも同様です。流れと所要時間の目安を先につかんでおくと、本番で落ち着いて対応できます。
電話は表情やジェスチャーが使えないぶん、声と言葉の順序がそのまま印象になります。だからこそ、第一声から面接終了までの段取りを型として覚えておくことが安心につながります。
電話をかける場合の流れ
自分から指定の時刻に電話をかける場合は、名乗ってから取次を依頼し、担当者につながったら面接へ入る順番が基本です。手元に英語の職務経歴書を用意したうえで、最初のひと言で名前と用件を伝えると、相手もスムーズに受けてくれます。
かける場合の流れは、次の3ステップで整理できます。
- 名乗る(例 Hello, this is Taro Yamada. こんにちは、ヤマダタロウと申します)
- 取次を依頼する(例 May I speak to Mr. Smith, please? I'm calling about the interview. スミスさんをお願いできますか。面接の件でお電話しました)
- 面接を開始する(例 Thank you for giving me this opportunity today. 本日はお時間をいただきありがとうございます)
担当者につながったらもう一度名乗り、お礼を添えてから本題に入ります。用件を先に伝えておくと、相手が状況を把握しやすくなります。
電話を受ける場合の流れ
面接官からかかってくる場合は、応答してから本人確認を済ませ、面接に進む流れです。事前に提出した英語のCVを手元に広げ、あらかじめ着信を待つ時間が分かっているので、静かな場所で構えておくと安心できます。
受ける場合の流れは、次の3ステップになります。
- 応答する(例 Hello, this is Taro Yamada speaking. もしもし、ヤマダタロウです)
- 本人確認に答える(例 Yes, speaking. はい、私です)
- 面接を開始する(例 Thank you for calling. Nice to talk with you. お電話ありがとうございます。お話しできてうれしいです)
聞き取れないときは遠慮せず、Could you say that again, please?(もう一度おっしゃっていただけますか)と聞き返して問題ありません。最初の数十秒で落ち着いた応答ができると、その後の会話も進めやすくなります。
所要時間と全体の進み方
英語の電話面接の所要時間は、30〜45分程度が一般的な目安です。一次選考のスクリーニングを兼ねることが多く、対面より短めに設定される傾向があります。
全体は、おおむね次の時系列で進みます。
| 段階 | 内容 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 挨拶 | 名乗りとお礼 | 最初の1〜2分 |
| 自己紹介 | 経歴と強みを1分前後で | 序盤 |
| 質問 | 経歴や志望動機への応答 | 中盤の大半 |
| 逆質問 | Do you have any questions? に答える | 終盤の5〜10分 |
| 次のステップ確認 | 結果連絡の時期などを確認 | 最後 |
自己紹介は1分程度にまとめ、強みを盛り込むと印象に残ります。終盤で逆質問を求められたら、自分を売り込む機会として活用しましょう。
最後に次の選考や結果連絡の時期を確認しておくと、その後の動きが読めて安心です。流れを事前に把握しておくことが、英語の電話面接を突破する近道になります。
英語の電話面接で使えるフレーズ
英語面接が電話で行われるとき、最初の数秒の第一声で印象が決まります。これは対面での一般的な英語面接と異なり、表情やジェスチャーに頼れないぶん、声のトーンと言葉選びがそのまま評価につながるからです。
そこで場面ごとに定番フレーズをそろえておくと、緊張しても口が動きます。ここでは電話をかける場合と受ける場合の出だし、聞き返し、締めの4場面を英文と日本語訳のペアで整理しました。
電話をかける場合の第一声
自分から電話をかける英語面接では、名乗りと相手の確認をひとつの第一声にまとめます。最初に自分の名前を伝え、続けて担当者につないでもらう流れが基本です。
受付やほかの人が出る場合もあるため、用件を添えると話が早く進みます。次のフレーズを声に出して練習しておくと安心です。
- Hello, my name is ___. May I speak to ___, please?(もしもし、___と申します。___さんはいらっしゃいますか)
- Hi, this is ___ calling about the scheduled phone interview.(___です。予定されている電話面接の件でお電話しました)
- Thank you so much for taking the time to speak with me today.(本日はお時間をいただきありがとうございます)
担当者が直接出たときは「Am I speaking with ___?(___さんでいらっしゃいますか)」と確認すると丁寧に始められます。
電話を受ける場合の第一声
面接官からかかってくる場合は、電話に出た瞬間に自分から名乗ります。誰が出たのかを相手にすぐ伝えることで、正しい相手に通じたと安心してもらえるからです。
英語で電話に出るときの出だしは「Hello, this is ___ speaking」が定番です。約束していた面接だと分かっているので、こちらから先に用件へ触れると好印象につながります。
| 英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| Hello, this is ___ speaking. | もしもし、___です |
| Yes, I was expecting your call. Thank you for calling. | はい、お電話お待ちしていました。ありがとうございます |
| Hello, Mr./Ms. ___. It's nice to speak with you. | ___さん、お話しできてうれしいです |
笑顔で話すと声が明るくなり、対面と同じ前向きな雰囲気が電話越しにも伝わります。
聞き取れないときの聞き返し
電話面接では音声がこもり、相手の言葉を聞き取れない場面が起こります。そのときに黙り込むより、丁寧に聞き返すほうがずっと自然な対応です。
聞き返しは失礼ではなく、正確に答えようとする姿勢として受け取られます。次の表現を覚えておけば会話が止まりません。
- Sorry, I didn't quite catch that. Could you repeat that, please?(すみません、聞き取れませんでした。もう一度お願いできますか)
- Could you speak a little more slowly, please?(もう少しゆっくり話していただけますか)
- Just to make sure I understood, do you mean ___?(確認ですが、___ということでしょうか)
「What?」とだけ返すのは少しぶっきらぼうに響くので、Could youを添えた丁寧な形を選びます。
面接を締めるときの表現
最後の締めの第一声も評価に残ります。時間を割いてもらったお礼を伝え、次のステップへの意欲を見せると好印象です。
電話が終わる前に、今後の流れを軽く確認しておくと不安が減ります。締めの定番フレーズは次のとおりです。
- Thank you for your time. I look forward to hearing from you.(お時間ありがとうございました。ご連絡をお待ちしています)
- May I ask what the next steps will be?(次のステップを伺ってもよろしいでしょうか)
- It was great speaking with you today.(本日はお話しできてよかったです)
最後まで明るいトーンを保つと、英語面接の電話全体が前向きな印象でまとまります。
英語の電話面接を成功させる準備とコツ
英語の電話面接は、声だけで評価が決まる選考です。表情やジェスチャーが使えないぶん、準備と環境づくりが結果を大きく左右します。
成功の鍵は、手元の資料・話す環境・トラブル時の対応をあらかじめ整えておくことにあります。準備が整っていれば、聞き取れない場面でも落ち着いて切り返せて、自分の強みを声で正しく伝えられます。
事前に準備しておくもの
英語面接の電話では、相手から見えないという利点を活かし、必要な資料を手元にそろえておきます。視線を画面に固定する必要がないので、メモを見ながら答えられます。
準備しておきたいものは、次のとおりです。
- 英文レジュメ(職務経歴書)の印刷物
- 想定問答メモ(自己紹介や志望動機の英語フレーズ)
- 応募先の企業情報(事業内容・求人票・募集ポジション)
- メモ用紙と筆記具(質問や日程を書き取る用)
- よく使う聞き返し・締めのフレーズ一覧
声だけで伝わるよう、ゆっくり・はっきり話すことを意識します。早口や小さな声は印象を下げやすいので、普段より一段落ち着いたトーンを心がけましょう。
静かな環境と通信を整える
電話面接では雑音が会話の妨げになります。生活音や周囲の話し声が入らない、静かな個室を選ぶことが基本です。
通信と環境のチェック項目を整理します。
| 項目 | 整えるポイント |
|---|---|
| 場所 | 電波の良い静かな個室。屋外や移動中は避ける |
| 端末 | スマホは事前に充電。可能なら固定電話も検討 |
| 音声 | マイク付きイヤホンで両手を空ける |
| 周囲 | 家族や同居人に時間帯を共有し静かにしてもらう |
| 通知 | 着信音以外の通知やアラームをオフにする |
イヤホンを使うと声がこもらず、メモを取る手も自由になります。充電切れや電波の弱さは途中で会話が止まる原因になるため、開始前に必ず確認しておきたいところです。
回線が切れたときのトラブル対応
通信トラブルは起こる前提で考えておくと安心です。回線が切れても慌てず、状況を共有してかけ直すと、落ち着いた印象を保てます。
切れたときに使えるフレーズを、英文と訳でまとめます。
| 場面 | 英語フレーズ | 訳 |
|---|---|---|
| 切れた直後 | I'm sorry, we got disconnected. | すみません、回線が切れてしまいました |
| 聞こえにくい | I'm afraid the connection is unstable. Could you say that again? | 回線が不安定なようです。もう一度お願いできますか |
| かけ直す提案 | May I call you back right now? | 今すぐかけ直してもよろしいですか |
| 再開のあいさつ | Thank you for your patience. Shall we continue? | お待たせしました。続けてよろしいでしょうか |
対応の流れは、次の手順を覚えておくと迷いません。
- 切れたら数秒待ち、相手からのかけ直しがないか確認する
- なければ自分からかけ直し、まず謝罪のひと言を添える
- 中断した質問のどこからか確認し、会話を再開する
トラブル時こそ冷静さが評価につながります。短く謝って前向きに続ける姿勢が、声だけの面接で好印象を残します。
まとめ:英語の電話面接は流れとフレーズの準備で乗り切れる
本記事では、英語面接を電話で受けるときの基本から、面接の流れと所要時間、使えるフレーズ、成功させる準備とコツまでを解説しました。
本記事のポイントをおさらいします。
本記事のポイント
- 電話面接は声だけで評価されるため流れの把握が重要
- かける受ける聞き返す締めのフレーズを準備しておく
- 静かな環境と資料の用意でトラブルにも備える
流れと使えるフレーズを準備すれば、英語の電話面接でも緊張に飲まれず、自分の強みを伝えられます。
まずは第一声と聞き返しの表現を声に出して練習するところから始めてみてください。
英語面接 電話に関するよくある質問
参考文献
執筆者
編集部
Zisedai Media編集部は、海外転職・リモートワーク・フリーランス・外貨獲得に関する最新情報をわかりやすく発信しています。一次情報や公的データ、現場の知見をもとに、円安時代を生きる人の新しい働き方をサポートします。
監修者
リサーチチーム
Zisedai Mediaリサーチチームは、海外就労・国際ビジネス・各国制度・為替・税制などの情報を継続的に調査・検証しています。信頼できる情報源をもとに、記事の正確性と中立性を確認し、読者へ価値ある情報を届けます。
関連記事
英文レジュメとは?CVや日本の履歴書との違いと書き方を解説
英文レジュメとは何かを、日本の履歴書やCVとの違い、記載する項目や種類までわかりやすく解説します。自分に合った書類作成をすぐ始められます。
英語の履歴書を学生が書く方法・無料テンプレートと例文で解説
英語の履歴書を学生が書くときの構成と項目の書き方を具体例つきで解説します。職歴が少なくても強みを伝えるコツや無料テンプレートもわかります。
英文履歴書の作成ツール5選|無料で使える選び方とコツを解説
英文履歴書の作成ツールを種類別に紹介します。無料で使えるおすすめツールと選び方、作った書類を仕上げるコツまでわかり、効率よく準備できます。
LinkedInに登録しないで見る方法・足跡や通知の不安まで解消
LinkedInに登録しないで相手のプロフィールを見る方法を解説。足跡が残らない理由や登録した覚えがない通知の正体まで網羅し、安全に情報収集が可能。
LinkedInの足跡は残る?確認方法とバレずに見る設定を全解説
LinkedInの足跡が相手にバレるか不安な方へ、閲覧通知が残る仕組みと足跡を残さず見る設定方法を解説。自分を見た人の確認手順までよくわかります。
LinkedIn検索の使い方とは?人や企業の探し方とバレない設定
LinkedIn検索の使い方を知りたい方へ。検索バーやタブの基本、人や企業や投稿の探し方、フィルター活用、検索や閲覧でバレない設定まで解説します。