英語面接で話せない人の対策とコツ・本番で使えるフレーズ集
この記事のポイント
英語面接で話せない場合も、面接官は流暢さより人柄と伝える姿勢を重視するため通過は可能。質問を聞き返す、結論から短く話す、自己紹介や想定問答を準備する対策と練習で乗り切れます。
「英語面接が近いのに思うように話せない。英語が苦手なまま受けて落ちてしまわないか不安で、何から準備すればいいのか分からない」
こうした疑問に答えます。
本記事の内容
- 話せなくても英語面接に受かる理由
- 本番で詰まったときの乗り切り方
- 事前準備とおすすめの練習方法
英語面接で話せないと感じても、面接官が見ているのは流暢さよりも伝える姿勢のため、準備と対策で十分に通過を狙えます。
聞き返しや結論ファーストといった本番のコツと、自己紹介や想定問答の準備を押さえれば、自信を持って臨めます。順番に確認していきましょう。
英語面接で話せないと感じる前に知っておきたい前提
英語面接が控えていると、話せないことばかりが気になってしまいます。けれども結論から言えば、英文履歴書の作成時と同様に、面接本番でも英語が流暢でないこと自体は不合格の決定打にはなりません。
採用の現場では、英語の完成度より「何を伝えられるか」が見られています。特に就活の英語面接に臨む新卒や若手の方も、まずは前提の思い込みをほどくところから準備を始めましょう。
面接官が英語力よりも重視するポイント
面接官が見ているのは英語の流暢さよりも、その人の人柄や仕事への姿勢です。実際、英語面接で評価されるのは英語力だけではなく、コミュニケーション能力やポジションへの適性が総合的に判断されます。
転職市場の解説でも、中堅層の採用では専門スキルが約6割、パーソナリティが約4割という評価配分が示されています。英語はあくまで意思を運ぶ手段として捉えられているのです。
| 評価される項目 | 面接官が見ている中身 |
|---|---|
| 人柄 | 社風に合うか、一緒に働きたいと思えるか |
| スキルと経験 | ポジションへの適性、実績の再現性 |
| 伝える姿勢 | 詰まっても本質を外さず伝えようとするか |
| 英語力 | 意思疎通に足りる最低限のレベルか |
英語が話せないと感じる人ほど、この評価軸の全体像を見落としがちです。そもそも英文レジュメとは何かを正しく理解し、英語力は4要素のうちの1つにすぎないと知るだけで、準備の優先順位が変わります。
話せなくても英語面接に受かる理由
英語面接で話せなくても受かるのは、企業が完璧な英語ではなく中身を見ているからです。間違えても恐れずに自分の意見を伝える情熱は、文法や発音よりはるかに価値があると評価されます。
グローバル環境では、流暢さよりも意思決定に必要な情報を端的に伝えられるかが問われます。対面だけでなく、英語面接が電話やオンラインで行われる場合も、言葉に詰まっても相手と合意形成できる人は、ボロボロの英語でも通過します。
- 仕事への取り組み方やキャリアビジョンが明確である
- 沈黙を恐れず、結論から伝えようとする姿勢がある
- 聞き取れないときに聞き返し、対話を続けられる
- 実績を具体的なエピソードや数字で示せる
これらは英語力そのものとは別の力です。話せないという不安の正体が「流暢さ」への思い込みだと気づけば、評価される要素に準備を集中できます。
英語が書けるのに話せないのはなぜか
英語が書けるのに話せないのは、書く力と話す力が別々のスキルだからです。第二言語習得研究では、読む聞くのインプットと、話す書くのアウトプットで脳内のプロセスが異なるとされています。
書く場面では時間をかけて言葉を選べます。例えば、学生向けの英語の履歴書などを作成するときは辞書を引けますが、話す場面では即座に産出する処理が求められます。この産出スキルは、繰り返しのアウトプット練習でしか伸びません。
| 観点 | 書く(時間あり) | 話す(即時産出) |
|---|---|---|
| 使える時間 | 推敲できる | 数秒で組み立てる |
| 必要な処理 | 知識の整理 | 瞬発的な産出 |
| 伸ばし方 | 読み書きの蓄積 | 声に出す反復練習 |
つまり話せない原因は能力不足ではなく、アウトプットの量が足りていないだけです。面接前でも自己紹介や想定問答を声に出して練習すれば、産出スキルは短期間で底上げできます。
英語面接で話せない原因と本番での乗り切り方
英語面接で話せない原因の多くは、英語力そのものより緊張や準備不足にあります。質問が聞き取れず焦る、沈黙が怖くて言葉に詰まる、頭が真っ白になる、この3つが本番で実力を出せない代表的なつまずきです。
逆に言えば、英語面接の質問に対する聞き返し・結論ファースト・つなぎ表現・立て直しの4つを準備しておけば、話せないなりに会話を成立させられます。面接官が見ているのは流暢さより、伝えようとする姿勢と受け答えの組み立て方だからです。
質問が聞き取れないときは聞き返す
質問が聞き取れないまま見当違いの回答をするより、丁寧に聞き返すほうが評価は下がりません。面接官からの一方的な質問だけでなく、こちらから投げかける英語面接の逆質問の場面も含め、聞き返しは「英語ができない人」ではなく「確認を怠らない人」と受け取られます。
使う場面で表現を選びましょう。聞き取れなかったときと、聞き取れたが意味が分からないときでは、適したフレーズが違います。
| 場面 | フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|---|
| もう一度言ってほしい | Could you repeat that, please? | もう一度言っていただけますか |
| ゆっくり話してほしい | Could you speak a little more slowly? | もう少しゆっくり話していただけますか |
| 言い換えてほしい | Could you please rephrase that? | 言い換えていただけますか |
| 質問の確認をしたい | Do you mean ...? | つまり〜ということでしょうか |
聞き返したあとは、聞き取れた範囲を自分の言葉で確認すると会話が前に進みます。「So you're asking about ...?(つまり〜について聞かれているのですね)」と返せば、認識のずれも防げます。
結論から短く話して沈黙を防ぐ
英語で長く話そうとすると文の途中で詰まり、沈黙が生まれます。先に結論を1文で言い切れば、その後の説明が崩れても要点は伝わります。
おすすめはPREP法です。結論から始め、理由と具体例を足し、最後にもう一度結論で締める順番で組み立てます。
- Point(結論)を最初に1文で述べる
- Reason(理由)を「Because ...」で続ける
- Example(具体例)を経験や数字で示す
- Point(結論)に戻って短く締める
例えば「My strength is teamwork.(私の強みはチームワークです)」と先に言い切り、その後に理由と経験を足します。短い文を2〜3個つなぐ意識で話すと、難しい構文を避けながら最後まで言い切れます。
言葉に詰まったときに使うつなぎ表現
考える時間が必要なときは、無言で固まらずにつなぎ表現を口にします。これは「準備不足」ではなく「会話をつなぐ自然な間」と受け取られます。
ただし多用は禁物です。一回の沈黙につき1つを目安にして、考えがまとまったら本題に戻りましょう。
| フレーズ | 日本語訳 | 使う場面 |
|---|---|---|
| Let me see. | ええと、そうですね | 軽く考えたいとき |
| Let me think about that for a second. | 少し考えさせてください | しっかり考えたいとき |
| That's a good question. | いい質問ですね | 一呼吸おきたいとき |
| Well, ... | そうですね | 言い出しを整えたいとき |
これらを2〜3個覚えておくと、本番でとっさに口から出ます。フィラーで間を作っている間に、結論の1文を頭の中で組み立てるのがコツです。
頭が真っ白になったときの立て直し方
頭が真っ白になっても、面接はそこで終わりではありません。あわてて取り繕うより、一拍置いて落ち着くほうが立て直しは早くなります。
立て直しの手順を決めておくと、本番でパニックになりにくくなります。
- 深呼吸して一拍置き、笑顔を保つ
- つなぎ表現で時間を作る
- 質問をもう一度言ってもらう、または言い換えてもらう
- 結論を1文だけ言い、そこから組み立て直す
質問が飛んだときは「I'm sorry, could you repeat the question?(すみません、質問をもう一度お願いできますか)」と頼めば自然に仕切り直せます。話の途中で詰まったら「Let me start over.(最初から話させてください)」と言って結論から言い直すと、落ち着いて立て直せます。
英語面接で話せない不安を減らす事前準備
英語面接で話せない不安の多くは、準備不足からくる「何を聞かれるか分からない」状態が原因です。あらかじめ話す内容を英語で用意しておけば、英語面接がボロボロになってしまうような最悪の事態を防ぎ、本番で頭が真っ白になる risk をぐっと下げられます。
具体的には、自己紹介と想定問答、定番フレーズ、逆質問の4つを準備すれば十分です。完璧な英語よりも、準備した内容を落ち着いて伝える姿勢のほうが評価されます。
自己紹介を英語で用意する
自己紹介は英語面接でほぼ必ず最初に求められるため、ここを固めておくと出だしの緊張がやわらぎます。1〜2分で話せる長さにまとめておくのが目安です。
特に英語面接の転職活動で臨む場合、外資系の面接で評価されやすい自己紹介は、名前・経歴・強み・志望の流れで組み立てます。暗記した文章を棒読みするのではなく、要点を覚えて自然に話せる状態を目指してください。
| 構成要素 | 話す内容 | 英語の言い出し例 |
|---|---|---|
| 名前 | 氏名と挨拶 | My name is Yuki Sato. Thank you for having me today. |
| 経歴 | 現職や専門分野 | I have worked in marketing for five years. |
| 強み | スキルや成果 | My strength is improving team efficiency. |
| 志望 | 応募理由と貢献 | I want to contribute to your global projects. |
数字や期間は一点に絞ると伝わりやすくなります。志望の理由は給与や知名度ではなく、企業のミッションへの共感で語るのがコツです。
よく聞かれる質問の想定問答を作る
英語面接には頻出の質問があり、事前に答えを用意しておけば本番で慌てずに済みます。質問を聞き取れなくても、想定していれば内容を推測しやすくなる利点もあります。
特に押さえたいのが次の3問です。自分の言葉で短い回答を作り、声に出して練習しておきましょう。
- Tell me about yourself.(自己紹介をお願いします)— 経歴と強みを簡潔にまとめる
- Why do you want to work here?(なぜ当社で働きたいのですか)— 企業研究と自分の目標を結びつける
- What are your strengths and weaknesses?(長所と短所は何ですか)— 短所は改善の取り組みもセットで話す
回答は結論から先に述べ、その後に理由や具体例を添える形にすると分かりやすくなります。1問あたり30秒から1分で話せる長さが適切です。
すぐ使える定番フレーズを覚える
聞き取れない場面や考える時間がほしい場面に備え、定番フレーズを覚えておくと安心です。沈黙で固まるより、ひと言かけて間をつなぐほうが好印象になります。
下記は本番でそのまま使えるフレーズです。丸暗記しておけば、緊張で言葉が出ないときも自然に対応できます。
- Could you repeat that, please?(もう一度お願いできますか)
- Could you please clarify what you mean?(おっしゃる意味をもう少し詳しく教えていただけますか)
- Let me think about that for a moment.(少し考えさせてください)
- That's a good question.(良いご質問ですね)
聞き返すことは失礼ではなく、正確に答えようとする姿勢として受け止められます。曖昧なまま答えるより、確認してから話すほうが評価につながります。
逆質問を準備しておく
面接の終盤では「何か質問はありますか」と逆質問を促されることが多く、ここで意欲を示せます。準備した質問を1〜2つ用意しておけば、沈黙を避けつつ熱意を伝えられます。
| 逆質問の英文 | 日本語訳 |
|---|---|
| Could you tell me more about the team culture? | チームの雰囲気についてもう少し教えていただけますか |
| What does success look like in this role? | この職務での成功とはどのようなものですか |
| What are the biggest challenges for this position? | この職務で直面する最大の課題は何ですか |
給与や休暇だけを尋ねると消極的な印象を与えかねないため、仕事内容やチームに関する質問を中心にします。逆質問は評価される最後のチャンスとして活用しましょう。
英語面接に向けた練習方法とおすすめのツール
英語面接で話せない不安をやわらげるには、知識を入れるだけでなく声に出す練習が欠かせません。本番に近い形で受け答えを繰り返すほど、緊張で頭が真っ白になる事態を防げます。
練習の手段は大きく3つに分かれます。講師と話すオンライン英会話、回答を蓄積する英語の面接練習アプリ、そして一人で完結できるAI模擬面接です。
それぞれ向いている人が違うので、特徴を知って組み合わせると効率が上がります。
オンライン英会話で実践練習を重ねる
オンライン英会話は、講師に面接官役を頼んでロールプレイができる点が強みです。実際の人とのやり取りなので、相手の表情や間合いに合わせて答える本番の感覚をつかめます。
産経オンライン英会話Plusやビズメイツのように、英語面接対策の教材を持つサービスもあります。志願者役として模擬面接を受けたあと、講師からその場で改善点をもらえるのが利点です。
英語の面接対策をオンラインで進めたい人に合った方法です。
選ぶときのポイントを挙げます。
- ビジネス英会話や面接対策の専用教材があるかを確認する
- 想定問答を事前に共有し、ロールプレイを指定できるか調べる
- 無料体験で講師との相性とフィードバックの質を試す
迷ったら複数の無料体験を受け、自分の業界に近い練習ができるサービスを選びましょう。
面接練習アプリを活用する
英語の面接練習アプリは、頻出質問への回答を何度も繰り返せる手軽さが魅力です。スマートフォンがあれば移動中でも取り組めるので、本番までの時間が短い人にも向いています。
アプリは大きく次の種類に分かれます。用途に合わせて選ぶと無駄がありません。
| 種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 質問再生型 | 頻出質問を音声で出題し回答を録音する | 想定問答を反復したい人 |
| AI分析型 | 声のトーンや話す速さを採点しフィードバックする | 客観的な弱点を知りたい人 |
| 総合学習型 | 英会話学習と面接練習を一つで完結する | 基礎から底上げしたい人 |
英語の面接練習アプリを選ぶ際は、英語に対応しているか、フィードバックがあるかを必ず確かめてください。無料で始められるものも多いので、いくつか試してから絞り込むと失敗が減ります。
AIを使って一人で模擬面接をする
AIを使えば、相手の予定に合わせず一人で何度でも英語の面接練習ができます。深夜でも自宅で取り組めるため、人前で話すのが苦手な人にも始めやすい方法です。
代表的なのがChatGPTの音声機能を使った模擬面接で、英語の面接練習をAIに任せる流れは次の通りです。
- 「英語の面接官として質問してください」と役割や志望職種を伝える
- 音声モードに切り替え、声に出して30秒から1分で答える
- 終了後に回答の改善点や、より自然な言い回しを尋ねる
このやり方なら、聞き返しやつなぎの表現も繰り返し練習できます。一方でAIの評価は本番とずれることもあるため、最終確認は人による練習で補うと安心です。
AIは下準備、仕上げは講師と役割を分けると効果が高まります。
まとめ:英語面接は話せないなりの準備と伝える姿勢で通過できる
本記事では、英語面接で話せないと感じる人に向けて、受かる理由と本番での乗り切り方、事前準備と練習方法を解説しました。
本記事のポイントをおさらいします。
本記事のポイント
- 面接官は英語力より人柄と伝える姿勢を重視する
- 聞き返しと結論ファーストで本番の沈黙を防ぐ
- 自己紹介と想定問答を準備し練習を重ねる
正しい準備と心構えを身につければ、英語が完璧でなくても英語面接の通過にぐっと近づけます。
まずは自己紹介とよく聞かれる質問の回答を英語で書き出すところから始めてみてください。
英語面接 話せないに関するよくある質問
参考文献
執筆者
編集部
Zisedai Media編集部は、海外転職・リモートワーク・フリーランス・外貨獲得に関する最新情報をわかりやすく発信しています。一次情報や公的データ、現場の知見をもとに、円安時代を生きる人の新しい働き方をサポートします。
監修者
リサーチチーム
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