LinkedInの危険性とは?偽リクルーターや情報流出への対策法

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この記事のポイント

LinkedInの危険性は偽リクルーターや詐欺DM、公開プロフィールのスクレイピングとAI悪用、過去流出パスワードの使い回しによる乗っ取りが主軸。多要素認証の有効化と公開範囲の見直し、不審な連絡の整理でリスクは大きく下げられる。

LinkedInの危険性とは?偽リクルーターや情報流出への対策法

「LinkedInの危険性ってどれくらいあるの。怪しいDMも届くし、自分の経歴や個人情報が悪用されないか不安で、安心して転職や副業に使えるか知りたい」

こうした疑問に答えます。

本記事の内容

  • 偽リクルーターや詐欺DMなど主な危険性の早見表
  • 個人情報流出やアカウント乗っ取りで起こる被害
  • 多要素認証や公開範囲の見直しなど具体的な安全対策

LinkedInの危険性は、設定の見直しと不審な連絡への心構えで大きく下げられます。

仕組みと対策を理解すれば、リスクを過度に恐れることなく転職や副業の機会を活かせます。まずは何が危険なのか、全体像から確認していきましょう。

LinkedInの主な危険性を一覧で把握する

LinkedInの足跡の確認方法を気にしてプロフィール閲覧を躊躇するような不安から、実害を伴うものまで、危険性を正しく理解するには、まず全体像をつかむことが近道です。ビジネス特化のSNSという性質上、ほかのSNSとは狙われ方や被害の広がり方が異なります。

ここでは経歴情報が悪用されやすい理由と、被害が個人だけでなく所属組織にまで及ぶ点を整理します。最後に主な危険性を早見表にまとめ、どこに注意すべきかを一目で確認できるようにします。

ビジネス特化ゆえに経歴が悪用されやすい

LinkedInの危険性が高まりやすい最大の理由は、実名と職歴を前提にしたビジネス特化のSNSだからです。趣味用のSNSと違い、勤務先や役職、保有スキル、過去の経歴まで本人が自ら公開している点が悪用の入口になります。

攻撃者はこうした情報を組み合わせ、相手の立場に合わせた精度の高い接触を仕掛けます。トレンドマイクロの2026年の調査では、LinkedInの公開データがAIによって最短30分ほどで標的型攻撃用の文面に転用されうると指摘されました。

具体的には、次のような情報が攻撃の材料になります。

  • 勤務先と役職、所属部署
  • 保有スキルや担当プロジェクト
  • 顔写真や本名、つながりのある人物
  • 転職活動中であることを示す公開ステータス

勤務先や役職、保有スキル、過去の経歴まで本人が自ら公開している点が悪用の入口になりますが、LinkedInに登録しないで見る方法で公開プロフィールの一部だけを閲覧する分には、こうした情報悪用のリスクを抑えられます。

個人だけでなく所属組織も狙われる

LinkedInの被害は本人にとどまらず、所属する企業や組織にまで広がる点が見過ごせません。日本国内ではLinkedInが日本で流行らない理由の一つとして、実名・職歴公開に対する警戒感がありますが、攻撃者がその人が勤める組織の情報や資産を最終目的にするケースが増えているのも事実です。

JPCERTコーディネーションセンターは2025年1月の公式ブログで、組織の従業員にLinkedIn経由で接触し、採用や高額報酬を装って信頼を得たうえで不正なファイルを実行させる手口に注意を呼びかけました。とくに暗号資産の交換業者など、特定業界の社員を狙う標的型攻撃で初期の接触手段として使われています。

狙われる対象主な被害の例
個人アカウント乗っ取り、なりすまし、金銭被害
所属組織機密情報の流出、社内システムへの侵入、信用毀損

一見すると転職や副業の誘いに見えるメッセージでも、背後で組織への侵入が狙われている場合があります。自分が窓口になって会社へ被害を広げないよう、勤務先に関わるやり取りには慎重さが求められます。

危険性を一覧で整理した早見表

LinkedInの主な危険性は、大きく4つの類型に分けて把握すると整理しやすくなります。公式LinkedInのアイコンとロゴの使用ルールを逸脱した偽サイトやなりすまし画像を見分けるなど、手口を知っておくだけで、怪しい連絡や勝手に進む動きに早く気づけます。

下表は代表的な危険性と被害の方向性、主な対策をまとめた早見表です。詳しい手口と対処法は、次章以降でひとつずつ解説します。

危険性の類型主な手口被害の方向基本の対策
偽リクルーターと詐欺DM偽求人や好条件の誘いでフィッシングサイトやマルウェアへ誘導個人と所属組織不審なリンクを開かず、企業を公式経由で確認
個人情報の流出公開プロフィールの収集やスクレイピングによる情報の二次利用個人公開範囲の見直しと流出有無の定期確認
アカウントの乗っ取りパスワードの使い回しを突いた不正ログインとなりすまし個人と人脈多要素認証の有効化とパスワードの強化
勝手な動作への不安登録した覚えのない通知や勝手にインストールされたと感じる事象個人連携アプリと通知設定、端末の確認

LinkedInの危険性は種類ごとに対策が異なります。まずは自分がどの類型に近い不安を抱えているかを見極め、該当する章から読み進めると効率的です。

偽リクルーターと詐欺DMによるLinkedInの危険性

LinkedIn検索の絞り込み機能を悪用してターゲットを絞り、採用担当者を装ってアプローチしてくる偽リクルーターや詐欺DMによる被害は、LinkedInで最も身近な危険性です。ビジネス利用が前提のため見知らぬ相手でも信用しやすく、攻撃者にとって狙いやすい環境だからです。

米連邦取引委員会によると、求人詐欺の通報は2025年上半期だけで6万件を超え、被害額は3億ドル近くに達しました。LinkedInを安心して転職や副業に使うには、こうした接触の手口を知ることが第一歩になります。

偽リクルーターによる標的型の接触

偽リクルーターは、実在する有名企業の人事や採用パートナーを名乗り、特定の相手に狙いを定めて接触します。LinkedInアプリのダウンロード方法などを説明しつつ、高収入や好条件をちらつかせ、警戒心を緩めてから個人情報や金銭を引き出すのが目的です。

近年はAIで作られた精巧な偽プロフィールやディープフェイク動画も登場し、本物のリクルーターと見分けにくくなっています。北朝鮮系のハッカー集団が暗号資産やWeb3の開発者を標的に、採用試験を装ってマルウェア入りのファイルを送りつけた事例も報告されました。

JPCERTコーディネーションセンターは、個人ではなく所属組織の情報を狙ったLinkedIn経由の接触に注意を呼びかけています。標的型の接触では、相手のプロフィールが立派に見えても安心はできません。

詐欺DMとフィッシングの手口

詐欺DMの多くは、外部サイトへの誘導やファイルのダウンロードを促す流れで進みます。リンク先で偽のLinkedInログインページを表示し、入力した認証情報を盗み取るフィッシングが代表的な手口です。

LinkedInはフィッシング詐欺で悪用されるブランドの上位に挙げられ、なりすましメールやサポートを装った連絡が確認されています。具体的には次のようなパターンに注意が必要です。

  • 「アカウントの確認が必要」と急かし、偽ログインページへ誘導する連絡
  • 求人情報に見せかけたファイルを開かせ、端末にマルウェアを仕込む手口
  • 会話の途中でWhatsAppなど外部の連絡先へ移動を求めるメッセージ
  • 採用の名目で、機材購入費や銀行口座情報を早い段階で要求する流れ

これらは正規の採用活動ではまず起こりません。応募者に費用を請求したり、面接前に金銭を求めたりする企業は無いと考えてよいでしょう。

不審なメッセージを見分けるポイント

不審なメッセージは、送信元と文面、依頼内容の3点を確認すれば多くを見抜けます。詐欺DMには共通する特徴があり、知っているだけで被害を避けやすくなるからです。

下記の早見表で、安全な連絡と危険な連絡の違いを整理します。

確認する項目安全な連絡の傾向危険な連絡の傾向
送信元アドレスlinkedin.com の公式ドメインlinkedin-careers.com など似せた偽ドメイン
あて名と文面氏名入りで自然な日本語「ご担当者様」など汎用的、誤字や不自然な翻訳調
リンク先linkedin.com に着地するスペル違いや無意味な文字列のURL
依頼内容通常の選考プロセス即決を迫る、外部連絡先や前払いを要求

メッセージ内のリンクは安易に押さず、リンク先のURLを確認してから判断します。アカウント確認を求められたときは、リンクではなくブックマークや公式アプリの通知欄から正規ルートでアクセスするのが安全です。

不審なメッセージを受け取った場合は、メッセージ右上の三点メニューから報告できます。これがLinkedInの危険性を下げる有効な手段になります。

個人情報の流出とスクレイピングのリスク

LinkedInの危険性で見落とされがちなのが、自分では何もしていないのに情報が外部へ広がるリスクです。プロフィールに書いた経歴や連絡先が、本人の知らないところで収集され、悪用される事例も報告されています。

仕組みと過去の事例、そして確認の方法を順番に押さえると、自分が取るべき対策が見えてきます。

公開プロフィールから情報が漏れる仕組み

LinkedInの個人情報流出は、ハッキングだけでなく公開設定そのものから始まります。プロフィールは初期状態で検索エンジンや他のメンバーに広く見えるため、氏名や勤務先、役職、顔写真が誰でも閲覧できる状態になりがちです。

漏れる経路は大きく2つに分かれます。ひとつはサーバーへの不正侵入による流出、もうひとつが公開情報を機械的に集めるスクレイピングです。

後者は技術的には「侵入」ではないため、利用者が気づきにくい点が特徴といえます。

経路内容利用者の気づきやすさ
ハッキングサーバーへ不正侵入しデータを盗む流出後の通知で気づける場合がある
スクレイピング公開プロフィールを自動収集するほぼ気づけない
第三者連携連携アプリ経由で情報が渡る設定を見直さないと気づきにくい

つまり、公開範囲を広げたままにするほど、情報が集められるリスクが高まります。最初に見直すべきはプロフィールの公開設定です。

スクレイピングとAI悪用による被害

スクレイピングで集めた公開情報は、近年AIと組み合わさって被害が深刻化しています。トレンドマイクロが2026年に公表した検証では、公開プロフィールを起点に、標的に合わせたなりすましメールを30分以内で自動生成できることが示されました。

具体的な被害には次のようなものがあります。

  • 経歴や投稿内容に合わせた精度の高いフィッシングメール
  • 役職や取引先を装った偽リクルーターからの接触
  • 収集した連絡先を使ったスパムや迷惑電話
  • 顔写真や肩書きを流用したなりすましアカウント

LinkedInの個人情報流出が怖いのは、流出そのものより、その後の悪用が巧妙になる点にあります。公開情報だけでも、AIが「その人らしい」攻撃文面を作れる時代に入りました。

転職や副業で経歴を充実させるほど狙われやすくなるため、書く内容と公開範囲のバランスが重要です。

過去の情報流出と確認の方法

LinkedInでは過去に大規模な情報流出が複数回起きており、自分が巻き込まれていないか確認できます。2012年の不正アクセスでは、約1億1700万件のメールアドレスとパスワードが流出し、2016年にダークウェブで売買されました。

当時のパスワードは脆弱な方式で保存されていたため、多くが短時間で解読されています。

2021年には約7億件分のデータがハッカーフォーラムに出回りました。LinkedInはこれを「不正侵入ではなく公開情報のスクレイピングによるもの」と説明していますが、氏名やメールアドレス、電話番号、業種などが含まれていたと報じられています。

自分のメールアドレスが流出データに含まれるかは、無料サービスのHave I Been Pwnedで確認できます。確認の手順は次のとおりです。

  1. Have I Been Pwned(haveibeenpwned.com)にアクセスする
  2. 検索欄に自分のメールアドレスを入力する
  3. 「pwned?」ボタンを押して結果を確認する
  4. LinkedInなど該当する流出が表示されたら、そのアドレスで使っていたパスワードを変更する

このサービスはパスワードそのものを入力させない設計で、安全に確認できます。流出が見つかった場合は、同じパスワードを使い回している他のサービスもまとめて変更し、多要素認証を有効にしておくと安心です。

アカウント乗っ取りで起こる被害

LinkedInの危険性のなかでも、アカウント乗っ取りは被害が連鎖しやすい点が深刻です。乗っ取りの多くはパスワードの使い回しが起点となり、その後はなりすましによる詐欺や信用の失墜へと広がっていきます。

乗っ取りの入口と出口を知っておくと、対策の優先順位を判断しやすくなります。

パスワードの使い回しが招く乗っ取り

アカウント乗っ取りの最大の原因は、複数サービスでの同じパスワードの使い回しです。他社サービスから流出したIDとパスワードの組み合わせを、自動で大量に試して不正ログインを狙う攻撃を、クレデンシャルスタッフィングと呼びます。

この攻撃は利用者がパスワードを再利用しやすい習慣を前提に成り立ちます。複数サイトでパスワードを使い回す消費者は65%にのぼるという報告もあります。

2025年の調査では、漏えいした3億6,000万件のアカウントを分析し、サイト間でのパスワード再利用リスクが予測可能であることが示されました。

過去には、ある企業の従業員がLinkedInと同じパスワードを社内システムで使い回した結果、攻撃者に侵入を許し、6,800万件規模のアカウント情報が流出した事例も知られています。1つの使い回しが組織全体の被害へ拡大した典型例です。

リスクを下げるには、サービスごとに異なるパスワードを設定し、パスワードマネージャーで管理する方法が有効とされています。

乗っ取り後に起きる詐欺やなりすまし

乗っ取られたアカウントは、本人の信用を悪用する詐欺の道具へと変わります。攻撃者はプロフィールの実績やつながりをそのまま利用できるため、受け取った相手は本人からの連絡だと信じ込みやすくなります。

JPCERTコーディネーションセンターは、正規のLinkedInアカウントを乗っ取り、ターゲット組織の従業員へ接触してくる攻撃が継続していると2025年に報告しています。乗っ取り後に多い手口は次のとおりです。

  • 信頼を装ったDMで暗号資産や投資のプラットフォームへ誘導する手口
  • 数カ月かけて関係を築いてから偽サイトへ送金させる長期型の詐欺
  • 本人になりすまして取引先や同僚へ偽の依頼を送る標的型の接触

これらは「友人からのメッセージ」を装う点が共通します。突然の投資勧誘や送金依頼を受けたら、別の連絡手段で本人に確認することが被害回避の鍵です。

仕事や信用への悪影響

乗っ取りの本当の怖さは、金銭被害だけでなく仕事上の信用まで傷つく点にあります。LinkedInは経歴や人脈が公開されたビジネスSNSのため、なりすましの影響が取引先や採用担当へ直接及びます。

たとえば乗っ取られたアカウントから不審なリンクや投資勧誘が送られると、受け取った相手はあなた自身を疑い始めます。身に覚えのない新しいつながりや、自分が書いていない送信済みメッセージは、乗っ取りのサインです。

被害の広がりと初期対応を整理すると次のようになります。

項目内容
起こりうる被害取引先や同僚への詐欺DM送信、信用の低下
乗っ取りのサイン覚えのない新規つながり、未送信のはずのDM
推奨される初期対応パスワードの即時変更と多要素認証の有効化
周囲への連絡別経路で乗っ取りを伝え、当該期間のDMを無視するよう依頼

復旧後は、乗っ取り期間のメッセージを無視するよう近しい連絡先へ別経路で伝えることが推奨されます。信用の回復には時間がかかるため、乗っ取りを起こさせない事前の対策が最も重要です。

LinkedInの危険を避ける安全対策

LinkedInの危険性は、いくつかの基本設定と日々の心構えで大きく下げられます。乗っ取りや個人情報流出の多くは、認証の弱さや公開範囲の設定ミスが入り口です。

多要素認証の有効化、公開範囲の見直し、つながりの整理、流出チェックの4つを習慣にすると効果的です。ここでは、転職や副業でLinkedInを安心して活用するための具体策を順番に解説します。

多要素認証を有効にする

アカウント乗っ取りを防ぐ最優先の対策が、多要素認証の有効化です。パスワードが流出しても、もう一つの認証要素がなければ第三者は勝手にサインインできないためです。

LinkedInは公式ヘルプで2段階認証を案内しており、未登録または不明なデバイスからの不正アクセスを大幅に減らせるとしています。

2段階認証には主に2つの方式があります。安全性が高いのは認証アプリ方式です。

認証方式仕組み安全性の目安
認証アプリMicrosoft Authenticatorなどが生成する確認コードを入力高い。SMS傍受の影響を受けにくい
テキスト(SMS)登録した電話番号にコードが届く標準的。手軽だが番号乗っ取りに弱い

設定はLinkedInホーム画面右上のプロフィールアイコンから「設定とプライバシー」を開き、サインインとセキュリティの項目で2段階認証をオンにします。あわせてパスワードの使い回しをやめ、サービスごとに別々の強固なパスワードへ変更することも欠かせません。

プロフィールの公開範囲を最適化する

公開範囲の最適化は、個人情報流出やスクレイピングのリスクを抑える基本対策です。LinkedInはプロフィールの項目ごとに公開先を選べる仕組みを用意しているため、不特定多数に見せる情報を必要最小限に絞れます。

検索エンジンに表示される公開プロフィールも、項目単位でオンオフを調整できます。設定の起点は「設定とプライバシー」内のプライバシー項目です。

見直したい主なポイントを挙げます。

  • 公開プロフィールと URL を編集から、検索エンジンに出すセクションを選ぶ
  • プロフィール画像の公開範囲を、1次のつながりのみ、ネットワーク、全メンバー、一般公開の4段階から選ぶ
  • メールアドレスや電話番号などの連絡先は自分以外に非公開へ設定する
  • プロフィール閲覧時に自分の情報をどこまで相手に見せるかを調整する

転職活動中はリクルーターに見つけてもらう必要があるため、職歴や見出しは公開しつつ、連絡先や細かい個人情報は絞り込む使い分けがおすすめです。

不審な連絡とつながりを整理する

LinkedInの基本的な使い方に慣れてきたら、偽リクルーターや詐欺DMの被害を避けるために、つながりを定期的に見直す習慣を身につけることが役立ちます。一度つながった相手でも、後から不審な勧誘を送ってくるケースがあるためです。

違和感のあるアカウントを早めに整理しておくと、なりすましや情報収集の足がかりを断てます。

不審なアカウントには共通した特徴があります。次のような兆候が複数当てはまる場合は注意します。

  • プロフィール写真が不自然、または経歴の記載が粗い
  • 短期間に転職を繰り返した不自然な職歴
  • 接点が薄いのに急に距離を縮めてくる
  • プロフィール記載の所在地と登録地域が食い違う
  • 過剰な頻度でメッセージを送ってくる

該当する相手には、LinkedInのブロックや通報機能を使います。ブロックすると相手から自分のプロフィールが見えなくなり、メッセージも届かなくなります。

外部サイトへ誘導するリンクや、急ぎを装う連絡には応じないことも大切です。

流出の有無を定期的に確認する

過去の情報流出に気づくには、自分のメールアドレスが漏えいしていないかを定期的に確認することが有効です。LinkedInを含む複数のサービスでは過去に大規模なデータ流出が起きており、古い認証情報が今も悪用される恐れがあるためです。

流出が判明すれば、すぐにパスワード変更などの対処に移れます。

確認には無料ツールが使えます。代表的なのが「Have I Been Pwned」です。

サイトに自分のメールアドレスを入力するだけで、過去の侵害事案に含まれていないかを調べられます。

確認できる内容表示の例
流出が見つかった場合赤い画面で警告が出て、該当する侵害事案の概要が並ぶ
流出が見つからない場合緑の画面で問題なしと表示される

内閣サイバーセキュリティセンターもこのツールを紹介しており、信頼性の高いチェック手段といえます。GoogleのダークウェブレポートやFirefox Monitorなども同様の確認に使えます。

流出が確認できたら、対象サービスのパスワードを変更し、同じパスワードを使い回した他のサービスもまとめて更新します。

まとめ:LinkedInの危険性は設定と心構えで下げられる

本記事では、LinkedInの危険性を体系的に整理してきました。ビジネス特化ゆえに経歴が悪用されやすい構造から、偽リクルーターや詐欺DM、個人情報流出やスクレイピング、アカウント乗っ取りまで、具体的な手口と被害を解説した内容です。

そのうえで、危険を避けるための安全対策も紹介しました。本記事のポイントをおさらいします。

本記事のポイント

  • LinkedInは偽リクルーターや詐欺DM、個人情報流出、アカウント乗っ取りといった危険性がある
  • 公開プロフィールはスクレイピングやAIによる悪用の対象になりやすい
  • 多要素認証の有効化と公開範囲の見直し、不審な連絡の整理でリスクは下げられる

危険性の正体と対策を理解できたことで、漠然とした不安は具体的に管理できるリスクへと変わります。過度に恐れて機会を逃すことなく、安心して転職や副業にLinkedInを活用していけます。

まずは多要素認証の設定と公開範囲の確認から始めて、自分の経歴と個人情報を守りながら一歩を踏み出していきましょう。

LinkedIn 危険性に関するよくある質問

参考文献

  1. あなたではなく組織の財産を狙うLinkedIn経由のコンタクトにご用心(JPCERT/CC)
  2. インターネットサービスへの不正ログインによる被害が増加中(IPA)
  3. Recognize and report scams(LinkedIn Help)

執筆者

Zisedai Media 編集部
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